Sugi 8

Sugi 8 - Higo Beat

Sugi 8 の誕生話

Sugi 8 が全ての始まり。個人的なプロジェクトとしてHigo Beatが立ち上がるずっと前に実は既にデザインされていたスピーカー。

15年以上スピーカーをデザイン&製作してきたけれど、いつも仕事や誰かの為で、自分の為だけに作ったことはなかった。最低限の物を持ってイギリスから熊本・南小国町に引っ越してきて間もなくのこと。自分の道楽でスピーカーを作ろうと思ったのです。

はじまりは自宅に美しい家具が欲しかったから。せっかく小国杉で有名な阿蘇・南小国町に住んでいるから地元の木でできたものが欲しかった。歴史ある小国杉は何世代も前からサステナブルな林業が営まれ、「美」でも有名。初めて地元の製材所に足を運んだ時に出会ったフレンドリーで暖かい笑顔と豊富な知識は今でも忘れられない。製材された杉はこの上ない質で、今でもこの製材所が私たちのかけがいのない存在。

もう一つの理由は、聴いて楽しくレコードを流したら止まらないスピーカーをつくりたかった。長年にかけてありとあらゆるツイーターを聞いてきた。このスピーカーの為にノルウェー製の自分のお気に入りのツイーターを選んだ。極めて感度が明細で他にこれに並ぶものが無いほどの音の良さ。なぜか今までこのツイーターを仕事で使う機会がなかったが・・・ウーファーには質に妥協しないことで有名なイギリスの会社が製作した最高の8インチドライバーを採用した。もちろん結果は、見た目も音も最高の仕上がりになり、自宅にこのシステムを持てることに幸せと誇りさえ感じている。

それから数年が経ちHigo Beatが創立し、リノベーションされた工房&店舗のオープニングイベントを開催。その際自宅からこのスピーカーを持ち出したら皆さんからの反響がよく、HigoBeatの商品に取り入れよう!と決心したのです。

Sugi 8はツイーターとウーファー共に自宅のオリジナルデザインに似ていますが、最新の技術を反映させアップグレードしたもの。またウーファーユニットは日本の気候に合うように特別にデザインしてもらった。クロスオーバーはミッドレンジをもっと鮮明に引き出せるようデザイン。キャビネットは小国杉の美しい姿を最大限に活かした仕上がりになっている。

スピーカー仕様

  • キャビネット=小国杉、日本ミツロウ仕上げ
  • ドライブユニット(バス・ミッドレンジ)=金属製の枠にはめ込まれた20cm (8in) HIPS コーン
  • ドライブユニット(ツイーター) =  2.6cm (1in)布製ダイアフラム 
  • 公称インピーダンス=8Ω
  • 推奨パワー出力 = 50w – 1500w
  • 周波数レスポンス = 32Hz – 35kHz (±5dB)
  • 感度= 91dB spl (2.83Vrms @ 1m)
  • 寸法:幅 35cm  x 高さ 50cm x 奥行 26.5cm
  • 正味重量= 10kg
  • アンプ有無どちらでも対応可能

購入方法

Higo Beat工房もしくは店舗パートナーで試聴&発注できます。発注後、8-12週間後の納品を予定しております。混み合い具合によりもう少しお時間をいただく際もございます。ご理解の程よろしくお願いいたします。